K・A工房にて竹灯ろう作り 岡島昭彦先生&野村バーナーの使い方
石川県ブランド25年度に取得した創作工芸・風流・竹あかり「竹灯篭」。
☆工房の岡島昭彦先生に竹灯篭製作のポイントを指導していただてるところです。
生徒は弟子の野村秋文です。
『バーナーで焼く』 ここが、ポイントです。
・焼くことで、程よい水分蒸発になります。
これは、割れ防止になります。
(生木の場合は、1年後などに割れが発生します)
・焼くことで、カビ防止になります。
両端切り口を焼くことで、
一番カビが発生しやすい箇所の防止になります。
・焼くことで、内部に(いるかもしれない)虫を殺すことができます。
・焼くことで、竹自身の脂分が染み出し、天然のワックスになります。
焼いて脂分が染み出している、その間に強めに拭きます。
この繰り返し。
天然のワックスなので、
人口塗料などの化学物質アレルギーの方にも安心です。
・焼くことで、手作り感の風合いを出すことができます。
『焼くこと』で、一挙に竹の保全性などの問題が解決します。
又、材木の切り出しは 昔から 『キロクタケハチヘイジュウロウ』
という言葉がありますが、そこからずれても大丈夫です。
製作にかかる 数日前に切り出しに行く
(タケノコシーズンは避けます)という、
生木の持ち時間の方がより重要になります。
ちなみに、木6竹8塀十郎 は旧暦です。
緑の竹の表面を活かした竹細工用の切り出し時期は、
この時期がいいようですね。